ゆっくり入浴する
お風呂に入ると血行が良くなり、肛門のうっ血が改善されます。
ぬるめのお風呂にゆっくり入るのが効果的です。
お尻を洗うのは構いませんが、石鹸をつけたり肛門の中のほうまで洗うのは、かえって肛門の皮膚を痛める原因になります。
シャワートイレはほどほどに
お尻を清潔にすることは大切ですが、キレイ好きな日本人はついついやり過ぎてしまいます。
お湯の温度を上げ過ぎない、勢いを強くしないことがポイントです。
また、肛門の真ん中にお湯を当てますと浣腸の効果でまた便意を催したり、シャワートイレがないと排便が出来なくなってしまいます。
通常の硬さや硬めの便の方は、基本的に洗浄は不要です。
下痢などで肛門の周りが汚れる方だけお使いください。
トイレットペーパーで拭く場合も、こすらずに押し当てる程度で結構です。
排便習慣に注意
毎日決まった時刻に排便することが良い事と思われる方がいらっしゃいますが、排便は便意を感じた時にするのがベストです。
ですから、「習慣」にしないことが大切です。
トイレで力むのは、せめて3分以内にしましょう。
3分で出なかったら、トイレから出て下さい。
それなりに出たけれどまだ残っている感じがしても、9割がたは出ていますし、その感覚自体が痔の症状のこともあります。
便秘・下痢に注意
便秘の方は繊維質の多いものを多く摂ると改善します。
ただし、高齢者の方は逆効果になることもありますので、ご相談下さい。
アルコールやコーヒーは下痢の原因になることがあります。
思い当たる方はほどほどに。
唐辛子などの刺激物は肛門に負担をかけます。控えめにしてください。
同じ姿勢をとらない
座りっぱなし、立ちっぱなしはよくありません。
時々姿勢を変えて、適度な運動もしましょう。